食中毒について

2011年05月19日

地区の育成会の 夏休みのバス旅行で、
〜昼食にするパンを作ってもらえますか〜と お電話いただきました(*^_^*)

いつも ありがとうございます♪

毎年 5月の例祭には、 150個程の手作りパンを 納品させていただいてますが、
今年は 自粛で祭りもなく、パン注文もありませんでした。


今回のバス旅行は、7月末に実施され、 すごく暑い盛り☆になってること間違いなし!

バス移動で、どのような環境でパンを保管することができるのか、
又、お昼に食べるということで、少し時間が経ってしまうことなど、
一番に頭によぎったのは、パンの品質〜食中毒の事です。

ちょっと考えさせてください… と、返事を待っていただきましたが、やはり今回はお断りすることにしましたm(_ _)m


最近、世間を賑わしたユッケなど…死者も出してしまう恐い食中毒

パンに関する食中毒の事を調べてみました


事例その1/

飛行機の機内食の朝食を食べて、57%の人が発症。

オムレツ と ハム から、ブドウ球菌が検出。

原因菌は、朝食を作ったコックの手指の化膿巣


事例その2/

6月にベーカリー製造の調理パンを幼稚園などで食べ、43%の人が ブドウ球菌食中毒を発症

卵サラダサンドが原因

作った工程は、卵とサラダは前日の夕方調理 し 冷蔵保管した。

パンは、前日の午後3時に焼き 室温保管した。

加工は、翌日の朝 3時から7時。

原因は、 ベーカリーの調理人の1人が汚染源となり 加工中に広げていった


事例その3/

移動販売のクリームパンでサルモネラ菌食中毒

原因として
クリーム注入従事者がサルモネラ菌保菌者だった。

クリームパンに注入したバタークリームに加熱工程がなかった。しかも常温で保存し、次の日も使用していた


事例その4/

給食の ねじりきなこパンで食中毒。

焼いた後に まぶした きなこ と、袋詰めが原因で食中毒に。



気になる <ブドウ球菌> の 特徴

ヒトや動物の化膿巣(化膿症の傷口…できものやニキビの化膿も含む)や
健康な人の皮膚、鼻等の粘膜などに広く分布

潜伏期 = 1〜6時間

症状 = 嘔吐 嘔気 腹痛 下痢 1〜2日で 完全に回復

原因食品 = だんご おはぎ 煮豆類
最近は、おにぎり 弁当類 調理パン そうざいに多発


汚染源 1・ 食品を取り扱う人の手指の化膿巣

  2・ 鼻のどにいるブドウ球菌

  3・ くしゃみにより鼻の菌が食品にばらまかれる


☆注意点☆

☆調理人は健康や傷に注意し、手指に化膿している人は、直接食品に触れる作業をしない。

☆手洗いの徹底

☆素手で作業はしない


●パンは180℃の高温で焼成するので、焼き直後は食中毒を起こす微生物は付着してません。
その後の作業に気をつけることが重要です。

●調理加工した食品はできるだけ 速やかに消費し、保存は10℃以下に保つようにしましょう

●ブドウ球菌の毒素は、100℃で1時間加熱しても、120℃で20分高温殺菌しても 完全には死滅しないので、付着させないことが大事


その他 ノロウイルス菌 や サルモネラ菌 など 世の中には 菌がいっぱいf^_^;

高温多湿になる これからの季節、今一度 食の安全について考え、
お互いに衛生管理によりいっそう注意をしていきましょう('-^*)/




Posted by よっしぃ at 20:26│Comments(0)
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